シンガポール:
市民が良い生活をできるよう、
50年先を考える、先進的な国家。
シンガポール基本情報
現代のシンガポールミラクル
1965年
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1959年、リー・クアンユー氏が自治政府としてのシンガポールの首相に就任。1963年にはマラヤと統合し、マレーシアの一部となる。
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1965年8月9日、マレーシアから追放され、シンガポール共和国として独立。
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独立時の人口は200万人弱。一人当たりのGDPはわずかUS$500程度。失業率も10%。土地も、天然資源も、水も、産業もない。
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ここから現代のシンガポールストーリーが始まる。
1990年
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年率平均8-13%成長で経済成長を続け、国家としての土台を作り上げる。1990年には人口が300万人まで増え、金融、製造、観光などの産業も確立。一人当たりのGDPもUS$11,861まで急成長。失業率も2%程度。
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35年間、独立後のシンガポールの国としての土台を作り上げたリー・クアンユー首相がバトンを渡し、2代目首相、ゴー・チョクトン首相が誕生。
2004年
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1998年のアジア通貨危機、2001年のバブル崩壊・不況、そして2003年のSARS危機などを乗り越え、経済成長を続ける。2004年には人口が416万人まで増え、ハイテク産業などへの投資も拡大。一人当たりのGDPもUS$27,608まで急成長。
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14年間、2代目首相としてシンガポールをリードしたゴー・チョクトン首相が退任し、2004年、3代目首相としてリー・クアンユー初代首相の息子、リー・シェンロン首相が引き継ぐ。
2023-24年
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2007-08年の世界金融危機、そして2020-2021年のコロナ危機も乗り越え、国家の競争力、デジタルの競争力、人材の競争力、ビジネス環境などにおいて世界トップ10に連続して入るトップクラスの都市国家へと成長。
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2023年の人口は592万人に成長し、一人当たりのGDPもUS$87,885に到達。ルクセンブルグ、アイルランド、スイス、ノルウェーなどに次ぐ裕福な国民になる。
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サステナビリティ、デジタル、フィンテック、AIなどの分野において先進的な取り組みでアジア・世界をリードする。
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2023年10月には20万人の国民の意見を吸い上げた「フォワード・シンガポール」と言われるこれからのシンガポールの戦略の方向性を打ち出した。
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20年間近くシンガポールをリードしてきたリー・シェンロン首相も2024年5月に退任し、ローレンス・ウォン氏が首相に就任。
シンガポール、世界トップクラスの都市国家
世界第1位
ビジネス環境
15年連続、ビジネスのしやすさ世界第1位に選ばれています。
(トップ10にはカナダ、デンマーク、米国、スイス、スウェーデン、香港、ドイツ、ニュージーランド、そしてフィンランドがランクインしています。)(参考:エコノミストインテリジェンスユニット調査、2023年)
世界第2位
人材競争力
世界人材競争力ランキングにおいてスイスに続く世界第2位にランクインしています。
(トップ10にはデンマーク、米国、スウェーデン、オランダ、ノルウェー、フィンランド、オーストラリア、UKなどがランクインしています。日本は24位。)(参考:INSEAD、HCLI世界人材競争力調査、2022年)
世界第4位
デジタル競争力
デジタルにおける知識、技術、未来の準備度合いなどにおいて世界第4位にランクインしています。
(トップ10にはデンマーク、米国、スウェーデン、スイス、オランダ、フィンランド、韓国、香港、そしてカナダなどがランクインしています。日本は29位。)(参考:IMDデジタル競争力ランキング、2022年)
世界第4位
国家競争力
経済、政府、ビジネス、そしてインフラなどの総合ランキングで、世界第4位にランクインしています。
(トップ10にはデンマーク、アイルランド、スイス、オランダ、台湾、香港、スウェーデン、米国、アラブ首長国連邦などがランクインしています。日本は35位。)(参考:IMD世界競争力ランキング、2023年)
世界第7位
スマートシティ
2020年から3年連続、世界第7位のスマートシティにランクインしています。
(トップ10にはチューリッヒ、オスロ、キャンベラ、コペンハーゲン、ローザンヌ、ロンドン、ヘルシンキ、ジュネーブ、ストックホルムなどの都市がランクインしています。日本は東京が72位。)(参考:IMDスマートシティインデックス、2023年)